https://www.jiji.com/jc/article?k=2021100401225
2021年10月04日23時38分




 【ストックホルムAFP時事】2007年にイスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を発表後、殺害の脅迫を受けてきたスウェーデンの漫画家ラーシュ・ビルクス氏(75)が3日、自動車事故で死亡した。警察が明らかにした。
 現場は南部マルカリュードの路上で、対向してきたトラックとビルクス氏の車が衝突した。ビルクス氏は警察の24時間警護対象で、同乗中の警官2人も死亡した。衝突後、2台は炎上し、トラックの運転手は病院に搬送された。
 警察は「他の交通事故同様の捜査を行っている」と述べ、犯罪の疑いはないと強調した。ビルクス氏の殺害には国際テロ組織アルカイダが10万ドル(約1100万円)の賞金を懸けている。15年にはビルクス氏が参加したコペンハーゲンでの会議が銃撃され、九死に一生を得ていた。