2021.3.11 16:47

http://prt.iza.ne.jp/kiji/economy/images/210311/ecn21031116470020-p1.jpg
NTTグループのOCNモバイルONEが新料金プランの発表を3月12日から同月下旬に延期した。同社公式サイトの特設ページの画像には「下旬」と赤字で訂正が入ったほか、「+α」との追記も見られる


 NTTグループのMVNO(仮装移動体通信事業者)、いわゆる格安SIMのOCNモバイルONEが、12日に発表を予定していた新料金プランについて、3月下旬に発表予定を延期すると告知。ユーザーの間に不満の声が広がっている。

 同社は現在、一般ユーザー向けの音声SIMサービスを月あたりのデータ通信量1〜30ギガバイト(GB)の間を、税込み1298円から6578円(以下全て税込み)まで容量別の6段階に区切った料金で提供している。昨年12月に大手のNTTドコモが新料金プランの「ahamo(アハモ)」を発表して以降、MVNOを含めた競合各社が対抗策を打ち出して、価格競争が激化。4日にはソニーネットワークコミュニケーションズが展開するMVNOブランドのnuroモバイルが、月3GBで792円からのプランを発表して注目されたこともあり、OCNモバイルONEにはそれよりさらに安い料金の発表に期待が集まっている。

 同社は2月24日、公式ツイッターで3月に新料金を発表することを明かし、公式サイト内に特設ページを設置。しかし、3月に入ると「中旬」と表記を改め、8日になって「12日」とようやく日程を確定させたばかりだった。

 同社のツイッターをフォローしている既存ユーザーからは、一様に不満の声があがっている。「え〜!!この期に及んで…」「新プランの日程3月1日に発表かと思いきや12日との事でしたがそれでも遅いのに下旬とはかなりがっかり」「なんだかやきもきさせられてばっかり」「何事も予定通りでないのは信頼を損ねる」など、相次ぐ延期という対応に嫌気がさしていることがうかがえる。


次へ
http://www.iza.ne.jp/kiji/economy/news/210311/ecn21031116470020-n2.html