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毎日新聞 2021/2/21 14:00(最終更新 2/21 14:00) 有料記事 1336文字



 国民民主党が、政府が打ち出す施策を先回りして提案する「政策先導型」政党を目指している。これまで政府案に対案を示す「提案型」を掲げてきたが、立憲民主党も対案路線から提案路線を探り始めており、野党間で独自性を出して埋没しがちな党の存在感を高める狙いだ。「先導型」は「提案型」の何をバージョンアップさせたのか。

 玉木雄一郎代表は18日の記者会見で「『提案型』は政府案の対案的なイメージだったが、(政府は)どうしても目の前のことにいっぱいいっぱいになる。政府案が出ていない段階で、少し先のことを俯瞰(ふかん)して物事をとらえることがやりにくい」と指摘。先導型について「2〜3カ月後に必要なことを先取りして提案していく」と説明した。


議員立法次々と、孤独担当相も実現
 注力するのは、議員立法だ。目玉は、新型コロナウイルス禍でダメージを受けた企業に人件費など最大10億円を融資する米国の「給与保護プログラム(PPP)」を参考にした「日本版PPP法案」(仮称)。現状の営業時間短縮に応じる事業者への協力金は、事業規模を考慮しない一律支給とする制度のため、玉木氏は…

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