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[ 2021年2月10日 20:08 ]

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テレビ朝日の社屋
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 4月にスタートするテレビ朝日の連続ドラマ「泣くな研修医」(土曜後11・00)の公式ツイッターが10日までに、研修医のことを「学生以上、医師未満」と表現したことを謝罪した。インターネット上で「研修医も医師」などと非難の声が上がり、当該ツイートを削除。原作者の中山祐次郎氏も自身のツイッターで謝罪した。

 男性7人組「GENERATIONS」のリーダー・白濱亜嵐(27)が初の医師役で主演。現役外科医で作家の中山氏の同名小説を原作に、地方大学の医学部を卒業し、上京して東京都内の総合病院の外科で研修することになった主人公・雨野隆治の成長を描く。

 番組公式ツイッターは9日夕、「本日(9日)8時に番組公式ツイッター上で、『学生以上、医師未満』との文言を含むツイートを行いましたが、これに対し『研修医も医師である。医師未満ではない』旨のご指摘をいただきました。当該ツイートにつきましては削除いたしました。視聴者の皆様に誤解が生じる表現となったことをお詫びいたします」

 中山氏も「研修医は法的に紛れもなく医師で、我々医師と全く同じ免許で仕事をしています。この文言(学生以上、医師未満。まだ何者でもない――)は、後につづく文章とともに研修医の『医師だが技術・知識は半人前』という苦悩を描いた原作を表していたので、OKを致しました。研修医の皆さんにお詫び申し上げます。いま一度考えると、自分が研修医の頃、このキャッチを見たら傷つくだろうな、と感じました。研修医の皆さんを応援したくて書いたこの作品。逆のことをしてしまい、苦しく思います」と頭を下げた。

 SNS上には「研修医はインターンではありません!現行制度での研修医は、医師国家試験に合格し医師免許を与えられた紛れもない医師です。研修医の信用を失墜させるだけでなく、医療行為を受ける患者さんにとっても不安を煽る言葉だと感じました」「ハンドクは、半人前とはいえドクター(医師)と認めていますが、医師未満とされると医師とは認められてないことになりますから、やはり表記としてはおかしいのではないかと。ましてや、医師原作の作品ですからね」などの声が上がった。「適切な対応を支持したいと思います」と迅速な訂正を評価する声もあった。