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2020年6月13日 4時0分スポーツ報知

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コロナが新聞広告として掲載したメッセージ

 石油暖房機、給湯機、エアコンなどを取り扱う総合住宅設備メーカー「株式会社コロナ」(新潟県三条市)が、社名が新型「コロナウイルス」を連想させるとして心を痛めている社員とその家族を元気づけるため、13日付の新潟日報にメッセージ広告を掲載した。

 小林一芳社長からのメッセージとして、「コロナではたらくかぞくをもつ、キミへ」と題し、子供たちも読めるようにひらがなとカタカナで書かれている。

 「もし、かぞくが、コロナではたらいているということで、キミにつらいことがあったり、なにかいやなおもいをしていたりしたら、ほんとうにごめんなさい。かぞくも、キミも、なんにもわるくないから。わたしたちは、コロナというなまえに、じぶんたちのしごとに、ほこりをもっています。」とし、「キミのじまんのかぞくは、コロナのじまんのしゃいんです。」と結んでいる。

 同社の社名は、創業者の内田鐵衛が東京電機学校(現・東京電機大学)で実験中によく見たコロナ放電の発光色と、石油コンロの研究中に暗がりで見つめたコンロの青い炎が似ていることに着目。これに太陽の周囲に現れるコロナのイメージを重ね合わせ、石油燃焼機器を象徴的に表現し、かつ覚えやすいブランド名として「コロナ」と名付け、1935年に商標登録した。