2020年5月15日 14:23

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公園や木の上などでよく見かける鳥といえば鳩ですが、鳩にはたくさんの種類がいて鳴き声にも微妙に違いがあります。鳴き声と特徴から鳩の正体を見極めてみましょう。

鳩の種類と鳴き声の特徴
鳩の鳴き声の特徴と種類について紹介していきます。


ドバト
よく公園で見かける鳩はドバト(カワラバト)といいます。鳴き声は「クックー、クックー」「ゴロッポ、ゴロッポ」などで、羽色が灰色のほかに緑や赤が混じったものもいて、首元がギラギラしているように見えるものもいるなど多彩です。基本的には草食性ですが、人の食べ物を食べるなど、雑食に近い食性を見せるものもいます。

また、ドバトはもともと海が迫った断崖絶壁の割れ目など、高い場所に巣をつくる習性があるようです。そのため、人里で繁殖した後もマンションなどの高層の建物や、観光ビルなどの商業施設にも巣をつくり糞害が問題視されているという側面も報告されています。鳩の糞尿は金属を腐食させる性質があり、それが建造物の汚染に繋がる例も報告されていました。また、人による餌付けも問題になっていて、人が餌付けすることによって鳩がその場所に巣をつくり、結果糞害に悩まされるということもあるのです。

キジバト
早朝に「デッデー・ポッポー」という鳥の鳴き声を聞いたことはないでしょうか?あの鳴き声の正体はキジバトと呼ばれる鳩です。キジバトは日本では非常にポピュラーで、日本各地に生息していますが世界的には限られた地域にしか生息していない貴重な鳥になります。

キジバトには北海道から九州まで生息しているキジバトと、奄美群島や沖縄に生息するリュウキュウキジバトがいます。どちらも生態はほぼ同じですが、リュウキュウキジバトのほうが若干色が濃いという特徴があるのです。キジバトはキジの雌によく似た羽色をしているため、それが名前の由来になったといわれています。ドバトとの違いは、ドバトは公園などで群れている姿が一般的なように集団行動をする鳩ですが、キジバトは単独またはつがいでの行動をするとされており、また、警戒心もドバトより高いといわれています。

シラコバト
シラコバトは「シラバト」「ノバト」とも呼ばれる鳩で、キジバトの仲間ですがキジバトよりやや小型で細い体型をしています。首には白い横線があり、日本ではおもに埼玉県東部を中心に生息しています。昭和31年に国の天然記念物に指定され、昭和40年には埼玉県によって「県民の鳥」に指定されました。

鳴き声は「クッ、クー、ク」といったもので、飛ぶ際には「ウーッ」という声を出すこともあります。日本以外にもヨーロッパ全体から北米へ分布しているといわれています。樹木の上に巣をつくり、卵を産むようです。

アオバト
北海道から九州までの広葉樹林に生息している鳩で、あまり見かけることがない珍しい種類です。ほぼ全身が黄緑色のため鳩らしくない見た目をしています。なので、一目見ただけでは鳩の仲間と判断するのは珍しいかもしれません。

鳴き声も「アオーアオー」という大きいけれど変わった声で鳴きます。また、海水や温泉水などの塩分を含んだ水を飲むという特徴を持つ、世界的にも稀な鳥です。なぜそのようなことをするのかという生態もいまだ多くは謎に包まれていて、非常にミステリアスです。

キンバト
宮古島より南の南西諸島に生息している鳩で、ほかの地域で見られることはほとんどありません。鳴き声は「ホッコロロ」といったとても特徴的なもので、ほかにも「ウーウーウー」と繰り返し鳴くことがあります。樹木の上に枯れ枝などを組み合わせた皿状の巣をつくります。

カラスバト
全身が真っ黒のカラスのような鳩です。首の回りは鳩の仲間らしく緑色に光る部分があります。体は大きいですが頭は小さく、尾が長いです。「ウッウー、ウッウー」と野太い声で鳴き、八丈島では天然記念物に指定されています。


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