御嶽山噴火で安否が分からなくなった愛知県豊田市立小5年の女児(11)が
所属している団体によると、一緒に登った女児ら17人のグループのうち、ほかに3人とも
連絡が取れていないことが分かった。高校3年の女子生徒(18)と、60歳と50歳の
男性会社員2人の安否が不明という。
 関係者によると、グループは団体に所属する豊田市を中心としたメンバーの私的な
親睦会。17人は27日午前8時、7合目の王滝口駐車場に集合して登山を開始した。

 団体が下山したメンバーに様子を聞いたところ、男性(60)と女子生徒、女児が
先頭グループを歩いて早めに山頂に到着し、噴火に巻き込まれたという。男性(50)は
火口に近い王滝頂上山荘に避難したことを仲間が確認したが、その後、行方が
分からなくなった。

 「腰まで灰に埋まったが、周囲の人に助けられた」「石が当たって倒れた人もいた」
などと話したメンバーもおり、団体関係者は「命からがらだったようだ。4人の無事を
願っている」と語った。【中島幸男、黒尾透】毎日新聞
http://mainichi.jp/select/news/20140930k0000m040133000c.html