★<兵庫>明石歩道橋事故 警察官らに実刑判決

 11人が死亡した兵庫県明石市の花火大会事故の裁判で、神戸地裁は、雑踏警備に
当たった警察官と警備会社の担当者に、禁固2年6ヵ月の実刑判決を言い渡しました。

 判決を受けたのは、花火大会の雑踏警備を担当した警察・警備会社・明石市の当時の
担当者あわせて5人です。この事故は、2001年7月、明石市の朝霧歩道橋に
花火見物の客が殺到して倒れ11人が死亡したものです。検察は、祭を主催した
明石市と、雑踏警備に当たった警察官と警備会社の担当者のあわせて5人を、
業務上過失致死傷の罪で起訴しましたが、明石市が「我々に警備の権限はない」と
主張する一方、警察は「悪いのは市の警備計画」などとして、全員が無罪を主張して
きました。

 きょうの判決で神戸地裁は、「5人全員に事故を防ぐ注意義務があったが、漫然と放置した」
として、警察官と警備会社の担当者に禁固2年6ヵ月の実刑判決を、明石市の職員3人に
執行猶予付きの判決を言い渡しました。

ABC WEB NEWS http://webnews.asahi.co.jp/abc_1_001_200412170501005.html