この人は劣等感の固まりだから、自分が劣ってる事を認めてしまうと、自我が崩壊するんだよ。
嘘でも虚勢でも幻覚でも何でもいいから、とにかく他人を見下す事だけで、
相対的に自分を優れたものだと錯覚して、心のバランスをギリギリで保ってるの。

結婚も出来ない、子供も産めない、彼氏もいない、友達もいない、家族にも疎まれてる、
職もない、金もない、まともな住居もない、センスもない、技術もない、知識もない、
教養もない、常識もない、学ぶ事もしない、料理も出来ない、着付けもまともに出来ない、
コミュ力もない、普通に礼も言えない、犬さえ出来る「待て」も出来ない、
そしてそれらをする/出来るようになる努力もしない。

こんな人間が他人と対等であろうとしたときに、唯一残された方法が、「根拠もなく他人を見下す」事なんだよ。
それをやめて、自分がいかに劣ってる人間か本気で理解したときには、「自分は生きてる価値がない」と思ってしまう。

だから、生存のための本能的自己防衛として、息をするように毒を吐いて常に他人を貶めて、
「自分は優れている!」という幻想に浸って、ようやく生きていられる。

「あんたには出来ないからやめとけ」と言われる事に次々に手を出すのも、
「自分は優れている人間だ」という幻想に対するつじつま合わせ。

「ほら出来ないじゃないか/出来てないだろ」に対して「お前らの教え方が悪い」と言うのも、
「自分は優れている人間だけど、教え方が悪ければ出来ないのも仕方がない」という言い訳。

DIYに限らず、「上手くできたのは自分が優れている人間だから」「失敗したのは他の誰かのせい」で、
子供の頃からずっと幻想の自分と現実の自分の区別が付かず、自己同一性を構築できてない。

お茶やお花を習っているのも、「優れた自分」の幻想をよりパワーアップさせるためで、
「優れた自分」の幻想に、現実の自分を近づける為じゃない。
だから、「お茶とお花を少々(ウフフ)」がアクセサリーとして重要なのであって、
茶道や華道の本質を知って、それを身につけ、人と人との関わりにそれを生かす事には全く興味がない。


本物のキチガイに「お前はキチガイだ!」と言っても、残念ながらキチガイには理解できない。

それと同じで、「劣等感の裏返しで人を見下すのをやめなよ」と言っても、
現実の自分は自分では無いと『本気で』思ってるので、
「私は優れた存在だ、劣ってる奴に劣ってると言って何が悪い」としか返ってこない。

この人は夢を夢だと認識した瞬間に、現実に引き戻されて、自我が崩壊して、現実に耐えられず死んでしまう。
空想の中でしか生きられない、アニメの主人公のような人なんだよ。

夢の中の素敵なその人は、あまりにも高く・速く飛びすぎていて、現実と幻想を摺り合わせて軟着陸させる方法がない。
たった一本の空想のネジを、現実のネジに交換しようと緩めた瞬間に、極端に不安定な構造の機体はバラバラに崩壊し、
揚力を失って地上に激突して灰燼と化す。


もう、手遅れなんだよ。

何もかも。