首都圏方言=標準語って認めるしかないのでは?
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0037名無す
2012/07/22(日) 00:04:33.54ID:UrLo6/yg俺も、かつては関東弁なる呼称に反対で、けっこうあちこちでレスを書いていたが、
今は「関東弁は、【首都圏方言を指す俗用名称】としてのみ容認」という立場に、実践的に宗旨替えした。
どういう意味で実践的かというと、正に>>1への反対ということ。
首都圏方言を「標準語(笑)」という深刻な誤用が、首都圏を中心に、東日本で猖獗を極めているため、
彼らに対する啓発の意味も込めて、「関西人にカントーベンと言って貰おう」と言う発想に切り替えた。
首都圏方言話者に「おまえが話しているのは○○【弁】である」と名指しで言うのは、結構堪えるらしい。
それはさておき、他の方言学的反論に答えるよ。
川越方言における江戸の影響は、しばしば語られるが、
それでも「川越方言は、江戸方言と同類であって、西関東方言ではない」とは言わないだろ?
あくまでも西関東方言の一種として語られる。これが何を示すか?
江戸方言-川越方言-西関東在郷方言は、案外連続しているということなのだ。
江戸と西関東在郷が、完全に分離できる別方言だとしたら、川越方言は宙に浮いた謎の接触言語になるはず。
だが、現実には接触言語などではなく、自然な遷移的方言に過ぎない。
謎の接触言語というのは、例えば古く埼玉南東部で話されていたようなものをいう。
あれは東西関東の接触方言で、実に興味深い複雑な音韻アクセントや文法語法を持つ。
この程度の差異なのなら、実践的に「関東弁」を首都圏方言を指す呼称として容認しても、
さほどの問題はないだろうと思われる。
決定的なのはアクセントで、二次変化や独特の性癖に至るまで、東京方言は西関東方言をよく引き継いでいる。
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