■治安の改善、意識改革も重要

 大阪では、世帯主の収入が平均より低いにもかかわらず、配偶者も収入が低い
という傾向が強い。

 大阪労働局がまとめた資料によると、

@「勤労世帯の世帯主の1カ月の収入」(2人以上世帯、全国消費実態調査・平成26年)
 は平均33万6千円で全国平均より14万円も低く、東京や神奈川、千葉はもちろん、
 奈良、兵庫、三重、滋賀、広島、香川などよりも下回る。

A同世帯の配偶者の1カ月の収入は4万4千円で、全国平均を1万6千円も下回り、
◎全都道府県で最下位だ。

 大阪府の意識調査によると、

B「男は仕事、女は家庭」という考え方について、大阪は45・5%と全国(44・6%)
 より高く、20〜39歳では過半を超える。

 また大阪といえば、街頭犯罪の多さが街のイメージを損なっている。

Cひったくりや路上強盗、強制わいせつといった犯罪が全国ワースト。◀

 治安の改善は、女性の住みやすさにつながる極めて重要な問題だ。
 
 「大阪復権」に向けて解決すべき課題は多い。

http://www.sankei.com/smp/west/news/160620/wst1606200004-s2.html