このスレでは、鬼嫁とか、オノヨーコとか、諸悪の根源とか、
BBA48(1963年生まれ)とか散々な言われようの藤家さんですが、
自分はよく訓練された山下ファンですので、藤家さんの事を
音大の女学生によく居るタイプ、すなわち音楽に対するプライドは高いが、
それ以外はシャイで控えめな、可愛らしい方と脳内で思っています。

そのような方が作った曲ですので、一生懸命理解し、良い点を挙げてみます。

紅弓さんの音色が美しい。冒頭で山下和仁との絡みからスタートしたように、
クインテットで一番音楽的な演奏をするのは彼女だった。

曲が始まってしばらくして、これがどういう曲なのか悟ったので、
「これが40分も続くのか…」と暗澹とした気分になったが、29分で終わってくれた。

光鶴くんのギターのチューニングが激しく狂っているように聴こえたが、
アラビア音階のマカームにあたるものなのだろうか。微分音を取り入れた
雅楽にも通じる演奏なのであろう。

演奏が終わった後、山下和仁が客席の方を指し示す。そちらを見ると、
シブイ和服姿の女性が…作曲者自ら舞台へ降りてきて聴衆に挨拶してくれた。

・・・そして2度目のカーテンコールでは、ちゃっかりド真ん中に陣取った。