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正確な情報をひとつ。以下、吉松隆氏のインタビューより抜粋

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確かに、山下さんは普通のギタリストに比べるとはるかに
大きくてダイナミックな音量を持っているんですけど、
後ろでフル編成のオケを鳴らすわけにはいかない。
普通に考えれば、1管編成で弦楽器も半分くらいというのがベストなんです。
でも、彼の持っている音楽の大きさというのは、そんなスケールではないわけですよ。
それこそ3管編成だっていいくらいなんです。
それで、悩みに悩んだ揚げ句、PA(音響増幅)を前提に、ということで
2管サイズのオーケストラを考えました。
それに対抗してギターも大音量で突っ走るんですが、
「オーケストラに対抗して」という意識が強かったせいか、
最初はほとんど休みなしでノン・ストップのパートを書いてしまって。
で、山下さんにスケッチを見せたら「これは、弾いたら死にますよ」
と言われて。でも、どんな難しいパッセージを書いても、
「これは弾ける?」と楽譜を見せると「どれどれ?」と言いながら
パラパラと弾いてしまう。それなのに、
「うーん、これはちょっと弾けません」って言う。弾けてるのに!(笑)。

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