マヌエル・バルエコ「モーツアルト&ソル」
1988年録音(ソルのグランソロ、魔笛による6つのアリア、魔笛、モーツアルトのピアノソナタ)

グランソロは、より華麗なアグアド編によるもの(当時としては珍しかった)。先立って福田氏の演奏も聴いていたが、
はやり上には上が。来日コンサートでも取り上げていた。
モーツアルトのソナタは、原曲と比べると構成の薄さが気になるが、決して
安易さを感じさせるレベルの演奏ではない。
魔笛の第4変奏〜は、空前のメカの完成度を感じさせる演奏。もう脱帽。

音の明瞭度、透明度は当代随一の人。