先日のコンサートのパンフに、藤家さんが次のようなコラムを寄せている。

秋風の吹く頃から、シューベルトのアルペジョーネ・ソナタの、喜びと切なさに
ふるえるようなしらべが、階下から流れてくるようになった。(略)
高校の頃から級友たちが弾くのを、いくどとなく耳にし、ピアノ伴奏を
受け持ったことさえあったはず(ry
階下から流れてくるアルペジョーネ・ソナタのしらべは、夫と娘がギター2台で
合奏しているものだが、13歳になる娘のしなやかな感性と、早春の輝きに満ちた
明るい音色が、どれほど夫や私の胸に切なる思いを、ありとあらゆる、若やいだ
生命をいとおしまずにはおれない気持ちを掻き立てるか(後略)

13歳の娘というのは、愛陽さんのことだろうか。
1階で父娘がギター・デュオの練習しているのを、2階で母親が聴いている、
弾いている曲は、母親が学生だった頃の馴染み深い曲・・・という情景ですね。

いやいや裏山。

アルペジョーネというのはWikiによれば、チェロを小ぶりにした本体に6本の弦と
24のフレットをもつ楽器らしい。シューベルトがこの楽器のために作曲したのが、
くだんのソナタという事だ。
ピアノ弾きには有名な曲らしいが、自分は全然知らなかったよ(恥

この度のモンドンヴィーユのソナタも、このような情景から生まれたのだろうね。