説明したいところだけど、特定の和音進行がしっくりくる理由は
理論的に解明されていない。だから、しっくりくるものを集めて
覚えるしかない。覚えやすくまとめたのが機能和声というやつで、
和音をT(トニック)、D(ドミナント)、S(サブドミナント)に
分けて和音進行を分類する。

で、和声学としては、ハ長調でEというのはおかしい。これはイ短調の
Xと見るべきで、これがドミナント。これはトニックに向かうと説明
され、AmとFはイ短調のトニックに当たっている。

ただし、これはしっくりくるものを集めて来ただけのことで、しっくりくる
理由の説明ではない。

でも、ハ長調(イ短調)なのにEはg#を持っている。これはaに進むために作った
のだと考えれば、a音を含む和音に進むのが自然だ、という説明はできる。