ふむ・・・。

今回の件は、マーケットに参加しているプレイヤーなら皆ルールに不備があることを知っていた上で
あえて禁忌を犯さないという不文律があったわけで、そこが違うんだよなあ。
不文律が存在していることを知った上で堀江は今回フジに仕掛けているわけで。

今回みたいな方法は短期的には利益が出ても、長期的には彼にとってマイナスだと思うんだよね。
結局彼の周りはアービトラージ目当てみたくなのばっかり集まってきて、戦略的なパートナーは出てこないだろうなあ。
堀江を見てると一昔前のアメリカに大量発生した株主偏重型の経営者と同じ道を辿りそうな気がしてならない。
まあ、私が心配したところでどうなるものでもないんだけど・・・。

誤解があると困るけど、別にフジを支持してるわけじゃないよ。
もともとフジとニッポン放送の歪んだ資本関係がなければ堀江につけこまれることもなかったわけで
緊張感の無い経営者の下では大企業といえど安全ではない、という事実が明らかになっただけでも
今回の件は意味があったかなと個人的には思ってる。