DVD-Rは有機色素をあぶり出しで焼いて変色させるものだったのに対して

BD-Rは銅反射膜の上に二酸化シリコン膜を載せた構造になっており
銅と二酸化シリコンが混じり合ってる点の融点が銅よりも50度低い事を利用して
レーザーの集光でそれを溶融させ銅シリコン合金にしている
その銅シリコン合金は二酸化シリコンのように透明ではなく、
銅のように反射率が高くないため記録として残る。

有機色素の場合はその色素が太陽光などで劣化する可能性があったし
相変化の場合は、アモルファス状態から結晶化する可能性があったが
BD-Rのような合金化の場合、太陽をいくらあてようが劣化はしないし
(銅シリコンの融点は1030度)、相変化と違って結晶化しようが関係無い
二酸化シリコン膜は酸化を防ぐので酸化もしにくい。

そういう意味でスピンコートで有機にする利点がわからないな。
二層も難しいそうだし。