まぁパン工房のようにきっちり室温や湿度が管理されているのならともかく、
家庭の台所程度では、完全に同一の環境で作り続けることは難しいのだから
それはそれなりに、そしてその家にあった条件を試行錯誤していかなければ
ということにならないのかなぁ
家の設計等に携わっておりますので、台所の環境がその家の建築された年代や
家の構造間取りによって天と地ほど違うことは身をもって感じています。
いろんな道具や器具で一定の環境を作り出そうとする努力は必要だとは思いますが
それにも限界はあります。
パン専門の制作現場と実際の家庭での制作は大きく違うことは考慮しておかねば
いくら理論的にたいそうなことを述べたとしても、意味が無くなってきますよね

あと、いろんな人に食べてもらって感じることは、人によっておいしいと感じるパンは
大きく違うと言うことです。
パン屋で売れ筋のパンがおいしいというのは、多数決的な決定方法であって
個人レベルで作るのならば、食べる人がおいしいと感じるパンを作ることを目指すべきなの
でしょうね。
パンが主食の文化圏とご飯が主食だった国とはやはり根本的に違うような気がします。