>>651
取り込む以前の問題だと思うよ。言及しているけど、動物愛護の観点から発した捕鯨の一律禁止を
求める欧米系の反捕鯨側の主張や肝いりマスコミの煽動報道を、多くの日本人はどう考えてもおかしい
と感じ取っていたのと、そもそも捕鯨そのものに関心が無かったという事もある。推進、禁止両側の「キャン
ペーン」は日本国内ではそれこそ五分五分だったけど、反捕鯨運動の成り立ちが周知されるようになり、
パフォーマンスを見せ付けられれば、「キャンペーン」をする以前に、どちらに世論が傾くか、想像に難くは
無かった。あるいみ反捕鯨側の自滅といえるわけで、決して推進側の広報がうまくいったわけでもない。
反捕鯨側がパフォーマンスや煽動や、IWCを異常な状態に持っていった事でそれが逆効果になった。
つまり完全に推進側の思う壺。それを「見事」と呼ぶのなら、見事なのだろうとは思う。

>企業や政府が言うことには盲目的に反
>発するやつらまで、捕鯨推進キャンペーンは取り込んでるでしょ。
盲目的に反発するやつら=捕鯨推進、とそう一律に括ってしまうのはどうかなぁ。「盲目的に反発」すると
思われているグループや一部マスコミに反捕鯨な論調を掲げているところもあるでしょ。

「鯨は哺乳類だから高等生物うんぬん」に代表されるような、胡散臭いプロパガンダに接っしたりすれば、
そういう「盲目的に反発する」連中の一部は、その胡散臭さにも反発するだろうし、科学を基礎に置いた
納得できる理論を披瀝されてしまったら、まともなグループはそれに対しても反発しなくなるでしょう。
取り込むとか、そういうのじゃなくて、自然に推進側と大なり小なり同じ立場になっていったのだろうね。
(地域文化でもある捕鯨の保護を考える人々は、それも含めて伝統と自然・環境について全体的に考える
人々である場合もある、そういう人達と、他所の文化を破壊してまでも一律に欧米基準に動物愛護を進める
ようなタイプの「環境団体」とは一線を画する部分も非常に多い。)