コソヴォ紛争でNATO軍が使用した劣化ウランから、プルトニウムが検出されました。
ただでさえ、劣化ウラン弾の使用が健康に悪影響を与えたのではないかと懸念されている中、
あろうことか、プルトニウムが検出される事態となって、
劣化ウラン使用兵器への信頼は地に堕ちたと言わざるをえません。

ご案内のとおり、プルトニウムは自然界には存在せず、
ウランを人工的に核反応させてはじめてこの宇宙に生まれ出るものです。
つまり劣化ウラン弾に使われたウラン238の製造過程で、
原子炉から排出された核廃棄物が使用されたか、少なくとも混入しているということを強く示唆するものです。

http://balkans.unep.ch/press/press010216.html