東京電力は28日、新潟県の柏崎刈羽原子力発電所6号機
(改良型沸騰水型炉、出力135.6万キロワット)で同日
午前6時ごろ、排ガス放射線モニターの数値が通常の約5倍
に、原子炉水中のヨウ素濃度も通常の265倍にまで上昇し
たため、同日午後8時に手動停止の作業を始めた、と発表し
た。29日午前5時半ごろ停止する見通し。
 柏崎刈羽原発広報部によると、安全上問題のない数値では
あるが、炉内に放射性物質が漏れた可能性もあるため、原子
炉停止後、燃料棒の検査をするという。現在のところ外部へ
の放射能漏れはない、としている。

 6号機は1996年11月に営業運転を開始。過去にトラ
ブルによる停止は4回あり、今年になってからは初めて。
http://www.asahi.com/0528/news/national28015.html