>>853
>現状は、再エネの出力なんてたかが知れているので、発電所由来のマージンに
>かき消される誤差範囲レベルなんだそうです。(要するに役に立っていない)

「かき消される」とは具体的にはどのような現象なり操作が行われるのでしょうか?

既に風力も太陽光も無視できない規模になっていますが、いくらかでも電力系統に電力が供給されれば
その分だけどこかで出力を絞らなければなりません。そうしなければエネルギーが余ってしまいます。
そしてその分だけ燃料消費量は減少します。

どこかの野鳥好きの歯医者さんが似たようなことを主張していますが、典型的半可通です。エネルギー保存の法則を無視した考えです。

例えばの話ですがこれは電力会社も説明していることです。
どこかの風車から電力が供給されると系統で供給が過大になって周波数が上昇します。
それを検知すると火力のガバナーが作用して自動的に出力を絞ります。風車の出力が下がった場合はその逆です。

そのような自動で制御が行われることを「かき消される」と表現したのでしょうか?悪意があってのことか、無知故かはわかりませんが。

このような調整は再エネがなくても今でも常に行われています。電力需要が増加すると系統が電力不足になるので周波数が低下します。
それを検知して調整可能な発電所の出力を自動的に増加させます。それが可能なように、電力系統上にある発電所で必要な余力を持たせて運転しています。

例えば地震や故障で原発が停止すると、供給力不足になってそのままでは系統全体の周波数がが停電してしまいますので、稼働中の発電所の出力を直ちに上げます。

>再エネをきちんと有効利用するためにも、需給バランスをとるシステムは必要でしょう。

上に書いたように、今でも田力は有効利用されています。しかしその割合を増やすためには出力を調整できない、しにくい電源を減らし(原発や石炭火力など)、調整しやすい電源を増やす(ガス火力など)を増やすことが長期的に必要です。

→原発推進派が再エネを呪う理由の1つです。