スペイン最新鋭施設「再エネだけで電力供給の8割」
http://dot.asahi.com/world/w-general/2015010800046.html

固定価格買い取り制度(FIT)を積極的に活用し、再生可能エネルギー(再エネ)が充実しているスペイン。
この国の再エネ比率は、ここ10年間で4倍以上に増加。2013年には約26%を占め、
いまや原子力や石炭を上回り、首位をキープする。
中でも風力発電が最も多く、設備容量で原発20基分を超えていた。

 特筆すべきは、再エネの普及で多様な電源構成を持つスペインでは、日本のような系統接続の
保留問題が起きていないことだ。

「太陽光や風力エネルギーは自然環境に左右される。
そのため、スペイン気象庁のデータを使って綿密な発電予測を行っています。
それでも電力需給の差は生まれます。そこで発電量の調整が容易な水力と火力発電に
ここから秒単位の指令を与えることで、可能な限り電力実需に合わせているのです」(ドゥビソン氏)

「30年前にREEができる前はスペインも各電力会社がバラバラに送電をしていたため、
電力供給に不安定な面がありました。
ですが、発送電の分離が行われ、国主導で一元的に送電を管理する方針を打ち出したからこそ
、ここまでできたのです」