ロシアが1兆6千億円超請求へ 対ウクライナ天然ガス代

2014年3月22日 10時07分【モスクワ共同】

ロシアはウクライナ南部クリミア半島の編入に伴い、同半島セバストポリ海軍基地の貸与を受ける見返りに天然ガス代金を割り引く両国合意を破棄し、
計160億ドル(約1兆6360億円)の返済をウクライナに求める方針を決めた。ロシア紙などが21日報じた。
プーチン大統領が主宰する国家安全保障会議で決定。
返済額には既に値引きした110億ドルや滞納分20億ドルなどが含まれる。
ロシアはウクライナへの経済的圧力を強めることで、
北大西洋条約機構(NATO)加盟を目指す政策の放棄や、ロシア系住民が多いウクライナ東部への大幅な自治権付与などを求めていくとみられる。