ドイツの電力輸出入
http://www3.ocn.ne.jp/~elbe/kiso/atomdata03.html

(1) 広域の電力網で安定した電力供給を確保
ドイツの電力市場はヨーロッパの広域をカバーする電力輸送調整連盟(UCTE)と呼ばれる電力連結網に
組み込まれている。
多数の国が広域の電力連結網に参加することによって実質的にひとつの大きな電力市場が構成され、
国によって相違する発電や需要の変動に対して互いに補完し合い、安定した電力供給を行う体制が取られている。

(2) この10年あまりは輸出が輸入を上回る
(3) 季節で変動する輸出入
(4) 国別ではオランダ向け輸出が多く、輸入ではフランスが多い
(5) 各国との間の取引価格
(6) .問題点と対策
一般の商品のように保存、在庫ができない電力は絶えず変動する需要に合わせて、
過不足のないよう臨機応変に供給していかなければならない。
ドイツの電力市場は送電事業会社毎に4つに分けられていて、各地域においてはそれぞれの
送電事業会社が需要に見合った安定した電力供給に努める任務を負っている。
各送電事業会社は自分の地域内で過不足が生じた場合は他の送電事業会社との間で
融通しあって調整している。
しかし、国内で調整しきれない場合もあり、その分は周辺国との間で調整されることになり、
一般にはこれが周辺国との輸出入となる。