電力の安定って事で日本全国、或いは各地域電力会社管内と言う広いエリアで見ずに、家庭単位で見てみると、案外わかりやすかったりすると思う。
家庭にソーラーパネルを導入するとして、それが3kwの発電容量のパネルだとして、
その家庭が電力を安定的に確保する方法は?
まず、その家庭がソーラーパネルが一番発電する時間帯に家に居ないとか、殆ど電力を消費しない場合、捨てるわけにはいかないので売電するか蓄電する方法がある。
ソーラーパネル&蓄電池で電力は賄えるのか?だが、一般家庭が1年間に消費する電力はどれほどだろうか?そこをみるひつようがある。
3000kWh?4000kWh?まぁこんなところか。昔から言われている事に、1kwのソーラーパネルで1年間に1000kWhを発電する、と。今は効率が向上しているので1kwパネルで1200kWh/年と言ったところか。
3kwパネルシステムで3600kWh/年とザックり計算したとして、蓄電ロスを考え2500kWhをソーラーパネルシステムで使用するとしよう。
例えば、残りを電力会社から購入せずに、ガスコジェネで発電したら、残りの1500kWhは埋められるのか?それは多分埋められる。
ソーラーパネル&蓄電池&エネファームで、電力会社から1kWhも購入する事無く、安定的に必要な時に必要な分だけ電力を消費する事ができると思う。

1日単位でみると、春秋のソーラーパネルが大量に発電する日は、ガスコジェネは動かさずに済みそう。夏の暑い時、消費電力が多くなった場合、ソーラーパネル+蓄電池+コジェネのフル稼働が一時的に必要かも。
また、雨続きで昼間に十分な発電ができなかった時、蓄電量が足りなくなった分はコジェネで発電する事でカバー出来る。
気候変動はあるものの、1年単位で均らすと平均的な発電量は殆ど変動がない。そこは蓄電量がカバー出来るし、それでも足りない部分は別の発電機(エネファーム)がカバー出来る。
その年のソーラーパネルの発電量が多ければ、エネファームのガス消費量は少なくなると言う計算。