5年前の導入当初は、CO2削減の期待をかけての風力発電でした。
火力は、自然エネルギーの拡大と共に減少しつづけるだろうと見られ
ていました。

しかしそうはなりませんでした。むしろ真逆に、常に安定した発電量
を確保できない風力のバックアップのために、火力発電はいつも稼働
可能な状態になければならないことがわかったのです。

オランダでも火力発電所は原発が多くなるにしたがって、おもに経費
面から徐々に稼働休止される方向にあったのですが、自然エネルギー
の普及につれて、それらが一斉に稼働せねばならない事態になって
しまいました。