>>934
資産や設備を増やすと簿価が上がる=原価が上がる=売値が上がる、なんだけどね。
オイルショック以降、価格はずっと下がってきたんだよ、あのバブル期の大量の設備投資を背景にしてもさ。
だから儲かるためにワザとに高く資材や燃料を高く調達するなんて、恥ずかしくて言えないはずだけどな。

また総括原価方式は利益を保証されるわけじゃない。その理屈では昨今の電力各社の赤字は説明できない。

だから一部の原子力反対派の言っていることは、部分部分で都合のいいところだけをつまみ食いして
話を作り上げているんで、全体を見渡すと支離滅裂もいいところなんだわ。

そもそも適正報酬は、利益じゃなくて、外部資金到達コスト相当なんだけどさ。
設備投資をするのにも、燃料を調達するにも、資金は必要なんだけど、それを自前の資金だけで行うのは難しい。
だから借り入れや社債発行になるんだけど、利息をつけて金を返せないやつに貸してくれる奇特な奴はいないわ。
だからその分は必要なコストとして、外部資金調達コスト相当を原価に認めてやるという考え方。

総括原価方式と言えども、利益はあくまでも調達資材や燃料の低減を図ったり付加価値を付けた商品を販売することによって
初めて生まれてくるもの。