太陽光発電スレ PART 26
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0075名無電力14001
2012/06/03(日) 12:39:38.85ドイツは太陽光発電への政府補助金を削減しようとしている。何故ならそれは高価で非効率であるためだ。
ドイツは「太陽光発電の世界のチャンピオン」を自称する国であり、総額$130Bを上回る潤沢な政府補助金を
この分野につぎ込んできているのだが、今やドイツ政府はこの太陽光発電への補助金の削減にむけて動いている。
グリーンエネルギーへの政府補助金は少額の場合には効果的だが、政府の潤沢なバラマキのお陰でドイツには
7.5ギガワットの太陽光パネルが設置され、これは政府が許容可能としている数字の倍である。この政府補助金は
一般消費者にとって年間$260の電気料金の増加に相当すると試算されている。
シュピーゲルの報道に依ればメルケル政府のスタッフは、この太陽光発電支援の政策を「巨大な金食い虫」と
呼んでいる。ドイツの経済技術大臣のPhilipp Roslerは拡大を続ける太陽光発電への補助金が「経済に対する脅威」
であるという。
困ったことに、世界の殆どの国はドイツと同様にサハラ砂漠ほど晴天が続くわけではない。太陽光は無料であるにせよ
パネルや設置費用はそうではない。太陽光発電のコストは、少なくとも化石燃料火力に比べて4倍は高価である。
それに電力を使う夜間には太陽光では発電できない。ドイツ物理学者協会の言によれば「太陽光発電は今後の発電所
の置き換えにはならない」ドイツの110万の太陽光施設は陰鬱な
冬の日には殆ど発電できない。
このためドイツはフランスやチェコの原子力発電の電力を買うことになる。
巨額の投資にもかかわらず、実際問題ドイツの全体のエネルギー供給にとって、太陽エネルギーは0.3%を占めるに
過ぎない。これはドイツの電気料金が先進国中でデンマークについで二番目に高い理由でもある。
ついでにそのデンマークは「世界の風力発電のチャンピオン」である。ドイツの電気料金はアメリカの3倍である。
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