大飯原発事故を想定、放射性ヨウ素拡散予測 府が情報開示 京都
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120526-00000037-san-l26
産経新聞 5月26日(土)7時55分配信
 ■汚染 京都市中心部まで広がる

 国際環境NGO「グリーンピース・ジャパン」などは25日、関西電力大飯原発(福井県おおい町)で、
福島第1原発事故級の事故が起きた場合の府内への放射性ヨウ素の拡散予測データを公表した。
京都市中心部まで汚染が広がる可能性があることが分かった。
 公表されたのは、昨年11月に滋賀県が大気汚染予測システムを活用して予測し、府に提供したデータ。
グリーンピース・ジャパンが府に公開請求し、24日に府が開示した。

 内部被曝(ひばく)線量(24時間)では、おおい町に接する南丹市北部の一部が、国の指針で
避難対象となる500ミリシーベルト以上となるほか、京都市右京区のほぼ全域や南丹市北部、
亀岡市東部などが屋内退避が必要な100〜500ミリシーベルト未満、京都市上京、中京、下京区などが
安定ヨウ素剤の服用が必要とされる50〜100ミリシーベルト未満に含まれている。