>>889
↑続きね。
なので、PPSならなんでも安くできるというのは、現時点では幻想。

888氏の言うとおり、託送費用はPPSも電力も等しく負担しているので、
いかに電源コストを安くするかがカギになる。

・燃料を安く買う
・電源を安く作る
・電源運用を低コストで行う。

でもね、安くていいものはないんだな。ミートホープの偽装肉でみんな懲りたはずなのにね。
安くすれば必ずどこかにしわ寄せが来るので、誰が割を食うかという話になる。

某副知事さん絶賛の川崎天然ガス発電も、確かに安く作っているし、さすが東京瓦斯だけ
あって、電源のオペレーションも素晴らしい。

でもね、海岸に作ったにも関わらず発電機やタービン建屋がないから、経年劣化してきたときの
錆対策やメンテナンス性の悪さ(タービンの開放点検するのにいちいちテントを張らないと・・・)
、補機の予備機は一切作らないという割り切り設計を考えると、信頼性を多少犠牲にしても
安く作るという発想なのかなと思う。

最後は電力がバックアップしてくれる今の電気事業制度設計ならでは、とも言えるかと。
自分で予備力確保が必要となってくれば、すべてあの設計思想で電源を作るのは、
なかなか踏み切れないものがあるんじゃないかな。