日本付近で1年間に地球内部から放出される熱エネルギーは 約6×10^17J 程度 で日本が消費してるエネルギーの1桁以上下
そして火山から放出されているのはその1桁下の単位。

既に日本は年間 10^19/J というエネルギーを使っている

もし地熱をエネルギーの主力に使うという事は 日本付近全部の火山の数百倍以上 年間自然放出の数10倍を
地下からくみ上げる事になる。

影響は酷い事になるだろう。

まず温度変化による熱応力。 M10の地震のエネルギーは僅か原発一基分の年間エネルギーでしかない。
その何10個分ものエネルギーを年間に地殻に与える事になる。

また
地下から熱のくみ上げは熱だけではなく
地下からの様々な物質を同時にくみ上げる。
岩石には炭素元子も酸素元素も含まれる 地下から水を通してくみ上げれば つまる炭酸ガスが大量に出る。
さらに地下には放射性物質もある。 


そもそも地下には硬い岩盤がある。 単にパイプを通すだけでは熱を汲み上げられない。
岩盤を割り 岩盤の間に水を通し湯を作り熱を汲み上げなければならない。

地下の岩盤を破砕しつくすつもりなのか?
そうしなければ火山数千個分ものエネルギーを取り出すことは出来ないわけだし

地熱を小さく扱うならともかく 大きく考えるのはそもそも無理だと判ってくれよ