純資産は昨年末でも787億円のマイナスと債務超過のままだが、
実質的な資金繰りは国や熊本県などが請け負っていることで、
経営破綻を免れている。経常利益ベースでは黒字が続いているばかりか、
薄型テレビ需要のおかげで液晶材料が好調に推移し、
10年3月期は過去最高の220億円の経常利益を計上している