<爆発事故>三井化学岩国大竹工場で 1人死亡1人重傷
毎日新聞 4月22日(日)6時50分配信

22日午前2時15分ごろ、山口県和木町和木の
三井化学岩国大竹工場で爆発があり、作業員1人が死亡した。
県警岩国署などによると、7人が作業中に爆発が起き、うち5人が軽傷で1人は重傷。
他に隣接するJX日鉱日石エネルギー麻里布製油所の協力社員ら5人が軽傷を負った。
有害物質の流出の恐れはないが、爆風で周辺民家の窓ガラスが割れており、負傷者が出ている。

調べでは、死亡が確認されたのは砂川翔太さん(22)。
爆発後、砂川さんは行方不明となり、約3時間20分後に発見されたという。

爆発したのは、タイヤの接着剤の原料となる「レゾルシン」と呼ばれる物質を精製する化学プラント。
当時、プラントにトラブルが発生し、停止させようとしていたという。

同工場ではペットボトルの原料などを製造。通常は約1000人が勤務している。

周辺住民から「民家の窓ガラスが割れた」などの通報が警察や消防に多数寄せられているという。【佐野格、野呂賢治、関谷俊介】