発送電分離で本当に電力料金が安くなる?
答えはNo。
発送電分離をやったイギリス、ドイツでは逆に電力料金が上がり、
米国も発送電分離をやったことで大都市の大停電が頻発し、実際に
発送電分離を行っている州はたったの19州。
お隣の韓国も発送電分離をやって如何にも電力料金が安くなっている
ような印象を受けるが、実態は税金がかなり投入され、電気料金も
累進性で大量に電力を消費すると日本並になるし度々停電がある。
 仮に日本全国で発送電分離を行うとしたらその整備費用だけで
数兆円かかるという試算もある。
 現在だって東電と東北電力間で互いに電力共有するための設備の
費用は100万キロワット程度でも数百億かかる。
 別に無理しなくてもデータ通信と同様に発電会社が東電なり、
電力会社から送電網を借りれば良いだけの話で、既に行われて
いる。
 問題は新規発電会社がなかなか参入できないということで、それは
当然発電コストの問題になる。
 安く出来る自信があれば、今の制度でも十分対応できるし、もし
送電コストが高いのであれば電力会社が安くするように努力させるか
税金で補助するかを行えば良いだけ。