神戸大学大学院海事科学研究科の西岡俊久教授(63)が
「海洋エネルギーを活用した大規模発電装置の仕組みを発明した」と発表した
海を巨大ダムに見立て、海中で水力発電を行うという独創的なアイデア。
国際特許を申請している。
西岡教授は、破壊動力学の第一人者。
文部科学大臣科学技術賞、兵庫県科学賞などを受賞している。
海洋発電装置は、大型船のような海上浮遊物と海中の発電機2基、海中の配管で構成される。
まず、海水が海上浮遊物に付設した配管に入り、水の勢いでタービンを回して発電。
海水はその後、潜水艦のような耐圧容器に入った海中に向けて配管内を落下し、発電機のタービンを回す。
電気は海底ケーブルなどから陸上に送電し、海水はモーターを使って容器外に排出する。
配管の素材として用いる「スペクトラ繊維」は、鉄の10倍の強度。
発電量は水の流量と落下の高低差で決まり、「例えば、海中の発電機が深さ千メートルであれば
原発千基分(1基分の発電量約100万キロワット)の電気を作り出す。

科学者とか研究者というのは、こんな人たちです。