原発は、余分な電力を捨てることが出来ない。
フランスでは、負荷追従運転というのを行って、原発の出力を下げているが、
リスクを伴うので、日本の原発では許されていない。
よって、原発は常に出力100%で運転するしかない。

つまり夜間の電力需要が減るほど、原発の余った電力を
高コストな揚水で蓄電するしかない。

ちなみに石炭火力は、LNG火力ほどではないにしても出力を下げられるし、
風力はすぐに出力をゼロに出来る。

しかも風力ですら、蓄電するよりも、出力を下げる方が低コスト。
つまり夜間と昼間の電力価格差よりも、蓄電池にかかるコストの方が大きいということ。

つまり揚水は原発のために作られた。