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いまこそ発送電分離しよう 3

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0001名無電力140012011/07/13(水) 22:41:36.03
電力自由化・発送電分離こそが日本の活力を復活させる

○前スレ
いまこそ発送電分離しよう 2
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/atom/1307855236/

○関連リンク
東京電力の発送電分離、選択として十分あり得る=官房長官
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-21114120110516

発電・送電部門の分離など検討 玄葉政調会長
http://www.nikkei.com/news/headline/related-article/g=96958A9C93819481E3E7E2E2878DE3E7E2E7E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;bm=96958A9C93819481E3E7E2E2968DE3E7E2E7E0E2E3E38297EAE2E2E2

10年前に東電が政治力で潰した「発送電分離」案が電力業界を大変革する
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/2392

東電は発電と送電を分離せよ - 伊東良平
http://agora-web.jp/archives/1290994.html
0059名無電力140012011/07/18(月) 08:50:38.19
>>51
供給予備力のために余剰設備を持たないといけないなんて、
発電事業に手を出すうまみがないな。

まず発電設備って基本的に初期投資が高い。
今、もっとも効率がいい発電方法だと、LNG火力になるわけだが、
用地があり、既設のLNGインフラの整備状況が利用できる、都市ガスの工場敷地内に建設するという相当恵まれた環境でも、
出力約110万kWでおよそ1000億円とのことなので、ざっくり計算すると1kWあたり10万円になる。
ttp://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920000&sid=aUaBlyR5toks&refer=jp_news_index

ここで100万kWの発電設備が年間70%の利用率で発電すると、年間で約60億kWh発電できる。

最新データだと、2010年度の卸電力取引所の平均約定価格は約8.5円/kWhだった。ソースは下のエクセルファイル。
ttp://www.jepx.org/pdf/market/Index/Index_2010.xls

とすると、全量を卸電力取引所で売った場合、収入は60億kWh×8.5円/kWh=510億円 になる。

一方、発電原価は・・・最新の貿易統計でのLNG価格は、53,558円/t程度。
ttp://www.tepco.co.jp/e-rates/individual/fuel/adjust/index-j.html

LNG1kGあたりの発熱量は54.5MJ、単位変換で1kWh=3.6MJなので、発電所の熱効率50%と仮定すると、
60億kWh発電するためには 3.6MJ×60億kWh/54.5/0.5=約793,000t の燃料を消費する。
(なお、送電端熱効率ではさらに効率が下がる)

なので、793.000t×53,558=約425億円 少なくとも燃料費だけでこれだけ必要。(燃料費だけだと概ね7.0円/kWhってことね)
0060名無電力140012011/07/18(月) 08:55:37.21
収入−燃料費で85億、これから設備投資額、運転経費や税金等を差し引いて利益を出さなきゃならない。
あり得ない条件だが、金利ゼロで仮定しても、たとえば15年で設備投資額を回収するとすれば、これだけで年間70億円近く持って行かれる。

つまり1000億円投資して、10億円/年ぐらいしか儲からない。(本当は、ここから、送電線使用料も出てくるから、もっと少ないかもしれない)
もちろん、電気の市場価格もLNG価格も動くので、もしかしたらもっと儲かるかもしれないし、下手をすると大赤字になる可能性がある。

要は設備への投資額が大きなると、リスクが大きくなるってことだ。

なので、余剰設備を持たせると、新たな発電事業者はでてこないだろうね。
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