08年実績
原発 発電実績25万8千メガkWh余り 設備利用率61%
火力 発電実績62万1千メガkWh余り 設備利用率50%
水力 発電実績 7万6千メガkWh弱 設備利用率19%
(一般水力の設備利用率は39%)

一般水力の設備利用率を60%に上げたら、おおよそ11万4千kWhを発電でき、現状から約3万8千メガkWh増やせる。
これは原発発電実績の14.7%程度になる。
今ある一般水力を現実的に可能な範囲でフル稼働させるだけでこれだけ代替え可能だ。
これには一円の設備投資も要らない。
火力は利用率50%だから設備利用率を21%増やし71%にすれば、火力だけで原発実績をカバー出来る。
電力会社が公表してる各発電コストのモデル計算は、火力の場合は利用率80%想定だそうだから
71%の利用率が出来ないなどとは言わせない。

ともかく、既存の火力水力の利用率UPだけで原発発電実績は軽く出せる。
発電コストは火力より水力が安いんだから、まず水力で出来るだけ。
発電量では水力を圧倒する火力だが
考え方としては水力を主と考えベースにし、火力を調整役にする。
これが最も利用者本位の脱原発のエネルギー供給になる。