再生可能・自然エネルギー総合スレ3
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0717名無電力14001
2011/06/07(火) 10:04:22.16>>65
サンシャイン計画、なんてのもありましたなぁ。
オイルショックを受けて先に手をつけていた原発の拡充とあわせて
自然エネルギーを何とか利用できないか、という20年に及ぶ要素開発計画でした。
当時は太陽電池=超最先端技術で人工衛星にやっと付き始めた頃でして
(その前は電池を使っていたのです。原子炉を載せたものもありました)
石炭液化、地熱(高温岩体)、太陽熱による汽力発電が試みられ、
その他にも波力、海洋温度差、潮汐力も研究されました。
風力は縦型(ダリウス風車)の研究がなされましたが、これは雷や台風で適地が少ないと判断されたためです。
結果、コストや原理、環境破壊などでものになったのはひとつもありませんでした。
あぁ、波力発電は航路標識のブイに応用され、メンテナンスがほとんど不要になりましたので△
高温岩体については、下に不透水層が必要なので、結局埋没カルデラに限られていましたが、
ボーリングの技術が進歩して、縦に掘り進んでから直角や鋭角に曲げることが可能になりましたので
従来の地熱と違い純水の閉サイクルで長期間井戸を利用できる可能性が出てきました。
また、巨大な二重鋼管による「ヒートパイプ型」閉サイクル発電という構想もあります。
越後から津軽の高温岩盤地帯が電源地帯になる可能性は高いです。ただし、広範囲に自然を破壊することになります。
しかしながら、地熱は面積あたり経済性と発電効率にはるかに劣りますので、原子力の代わりになるのは
困難と思われます。化石燃料を燃やすベースロード発電所を代替していくのが恐らく先です。
太陽電池は空調と密接な関係がありますので、ビルや工場などに自家用として設置を促すのがよいかと思います。
小規模になればなるほど太陽電池以外の耐久消耗品コスト、改築コストがかさみ、
家庭用でペイラインを超えているのは新築に限られます。新築以外につけるのは無駄です。
また、制度上普及率が上がったり、電気料金が今以上に上昇すると買い取り価格は下がります。
結論としては、ほどほどにエネルギーソースは分散させましょう、ということです。
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