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電中研レビュー第49号 未利用地熱資源の開発に向けて −高温岩体発電への取り組み−
http://criepi.denken.or.jp/research/review/No49/

2-3-2 240MW 発電コスト(平成元年)
上記の検討の後、出力を増大させることにより、より発電コストの低下が期待できるとのことから、
平成元年度に大容量高温岩体発電のコスト試算を行った(表2-3-1)。
この試算においても、NEDOなどにより新たに調査された地熱地域の評価も踏まえ、資源量の再評価を行った。
その結果、調査井などが掘削され、より確度の高い高温岩体発電可能性地域として16地域を抽出し、
これらの地域の合計で38,400MWの発電が可能と評価した。なお、この地域選定においても
国立公園などの指定や地元の発電所建設についての了解などは考慮していない。

また、最近の金利の変動を基に以前6%と仮定した金利を3%にすると、約80億円削減が図られ、
掘削コストの低減も含めた場合、発電コストは9.0円/kWhまで低下する可能性があることが判った。