NHKのサイトからもう消えた!

ttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20110526/t10013134081000.html
全国で最も多くの原子力発電所が集中する福井県の若狭湾で、およそ400年前、 地震とともに波で家が流され、
多数の死者が出たとみられる記述が複数の文献に記されていることが分かりました。関西電力は、これまで津波に
よる大きな被害の記録 はないと説明してきましたが、誤解を招くものだったとして、当時、津波の被害があっ た
のか調査することを検討すると明らかにしました。

福井県の若狭湾は、関西電力や日本原子力発電などが運転する全国でも最も多い 14基の原発が集まる場所です。
原発は、建設時に過去の地震や津波について調査 を行うことが義務づけられていて、関西電力は、調査の結果、若
狭湾で津波による 大きな被害の記録はないと、これまで地元の住民や自治体に説明してきました。しか し、東日本
大震災のあと日本の中世の歴史を研究している敦賀短期大学の外岡慎一郎教授が調べたところ、京都の神社に伝わる
「兼見卿記(かねみきょうき)」という文書に、天正13年、西暦1586年に起きた「天正大地震」で、若狭湾を
含む沿岸で波が起こり、家が流され、多くの人が死亡したという記録があることが分かりました。
また当時、日本に来ていたポルトガルの宣教師ルイス・フロイスが書いた「日本史」の中でも同じ天正大地震の記述
として、若狭湾と見られる場所で「山と思われるほど大きな波に覆われ、引き際に家屋も男女もさらっていってしま
った」と記されていることが分かりました。