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原発作業員が語る緊迫の現場  MBSニュース - MBS毎日放送の動画ニュースサイト - 
(18日23:06)
http://www.mbs.jp/news/jnn_4728719_zen.shtml
■ 原発作業員が語る緊迫の現場

 3月11日、地震と津波に襲われた福島第一原発。全ての電源を失い、原子炉の冷却ができなくなった1号機では12日、水素爆発が起きました。
さらにその2日後に3号機、そして翌日には2号機と、立て続けに爆発が起きました。この3回の爆発を間近で見た作業員の男性がJNNの取材に応じました。
その緊迫した現場はどんな状況だったのでしょうか。

 「建屋は真っ暗な中に自前の懐中電灯だけでケーブルを持っていかなければならないので、足元はびちゃびちゃだし、1回水が入ってきているので怖い」

 福島第一原発で10年以上働く男性は、津波が襲った直後の様子をこう振り返りました。当時の中央制御室。ホワイトボードに書かれているのは、
すべての電源が失われたことを意味する「ステーション・ブラック・アウト」の頭文字です。最初の爆発が起きたのは地震の翌日のこと・・・

 「何らかの爆発的事象が、あったことということが報告をされております」(枝野幸男官房長官〔3月12日〕)

 「バーンっていう破裂音がして、とたんに空が粉じんで真っ茶色になって、そのあとに保温材の綿みたいなものが飛んできて」(原発作業員)
それでも、男性は作業を続けました。満足な食料もなく、時には、一食クラッカーだけの時もあったといいます。それから2日後には3号機が爆発。

 「音は大きかったですよ、1号機より全然。うまい具合に風が吹いていたので、視界が良くなり『逃げるしかない』と」(原発作業員)
 さらに、その翌日には2号機からも爆発音が発生し、敷地内の放射線量が急上昇しました。