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保安規定上は外部電源の喪失信号を受け、非常用ディーゼル発電機は10秒以内で自動起動し、緊
急炉心冷却装置ポンプへ電源を供給することになっていますが、今回は約15分との報道もあり
ます。外部電源喪失を模擬した柏崎刈羽1号機系統機能試験のデータでは発電機起動が7,6秒と
されています。これは誠に由々しき事態です。

東京電力は当初、発電機が停止した原因を「発電機そのもののトラブル」と説明していましたが、
18日になり「外部からの電源の供給が何らかの原因でストップしたため保護装置が働いて発電機
が止まり、その結果、原子炉の自動停止に至った」と福島県に報告したといいます。しかも東京
電力はこの件を報道機関に発表していませんでした。
東京電力は事実経過を明らかにすべきです。今なお隠蔽的対応をすることは福島県民を冒涜
するもので、許されるものではありません。
福島県と県議会は事態を深刻受け止め、東京電力に厳正に対応しなければなりません。