福島第1地下に大規模な遮断壁 東電方針、汚染水の流出防止 2011年5月18日 12時12分
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福島第1原発の事故で、東京電力は原子炉の山側と海側の地下に大規模な壁を設置し、地下水脈を遮断する方針を示した。
放射能汚染水の海洋流出や増加が課題になっており、地下水を通じ敷地外に漏れたり、地下水が汚染水のたまった建屋地下に入り込んで混ざったりするのを防ぐ。
東電の計画によると、壁は地表から約30メートルの深さで設け、地下水が流れにくい泥岩層にまで届くようにする。
まず地下に高濃度汚染水が確認されている1〜4号機の原子炉建屋西の山側と、海に面したタービン建屋の東に造る。
続いて地下水の流入で機器の損傷が心配されている5、6号機でも同様の工事を行う。詳しい工法や工期は検討中。