原発という巨大な利権は被災地にもいようなゆがみをもたらしています。

大熊町、双葉町の住民の7割近くが原発関連業務に勤務し、
避難先の人たちよりも、年収が3倍ぐらいあるということが最近わかって きました。
地元で頑張って被災者と避難民を助けたボランィアの人たちの年収を聞いて
彼ら原発城下町の人たちから小馬鹿にされるこ とも多々起きています。

原発城下町の住人たちは、今でも東電関連の企業から給与が出ていて、
ほかにも漁業権や定住による裏補償などで1人3000万円ぐらいの収入があり、
1 世帯4人だと実に1億2000万円になります。

その人たちが体育館などの1次避難所から、会津磐梯山の温泉街など
1人あたり3食付きで1日5000円の補償がある2次避難所に避難しています。

原発によって通常の日本人からはかけはなれた利益を手にした人々 は、
避難先でパチンコ屋に入り浸りで、夕方からは、飲み屋街で飲みまくる、など
いい話を聞きません。

被災地で原発推進者が消えないのはこういった事情があるからです 。