福島第一原発 7、8号機の増設中止 大熊町長「町づくりに影響も」 浪江町長「できれば5、6号機も廃炉に」
http://www.asahi.com/national/update/0521/TKY201105200668.html
 廃炉や増設中止の方針を、福島県の関係者は複雑な思いで受け止めた。
第一原発のある福島県大熊町の渡辺利綱町長は取材に、「現状では廃炉はやむをえない。
雇用の確保で原発が果たしてきた役割は大きく、長期的な町づくりに影響が出ることは間違いない」と述べた。
 一方、大熊町に隣接し、約2万1千人の住民の大半が町外への避難を余儀なくされた浪江町の馬場有(たもつ)町長は
「住民感情を考えると、(5、6号機も)できれば廃炉のほうが安全性は保たれるのではないか」と述べた。