東京都の立教大学で財政学教授を務め、日本のエネルギー事情について研究す
るアンドリュー・デウィット氏は、「方法はいくらでもある」と話す。「理想
論に聞こえるかもしれないが、日本では再生可能エネルギーの需要が存在しな
がら、これまで抑え込まれてきた。今後の1〜2年で、驚異的に拡大する可能性
もある」。

 ただし、原子力推進派も簡単にはあきらめないとデウィット氏は述べる。
「風力発電はうるさ過ぎる、風車にぶつかった鳥が命を落とすなど言い訳はた
くさんある。この国のエネルギー経済は今後の数カ月で決まる。おそらくカギ
を握るのは、真夏の暑さと原発事故の深刻度だろう」。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110708-00000001-natiogeo-int