炉内中継装置を落とした事故って、「原子炉機器輸送ケーシング」ってやつの
ネジがゆるんだのが原因だけど、この「原子炉機器輸送ケーシング」ってやつは
燃料交換装置とかの出し入れにも使うものなんだよなあ。

  燃料交換装置
  http://www.jaea.go.jp/04/monju/category05/mj_ayumi/ayumi_html/ayumi3101.html

  原子炉の構造
  http://www.jaea.go.jp/04/monju/category03/mj_setubi/genshiro.html

  高速増殖炉の燃料交換システム (03-01-02-14) - ATOMICA -
  http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_Key=03-01-02-14

  燃料交換装置図解(つうかナトリウム固着なんてことも起こってたんか・・・)
  http://www.jaea.go.jp/04/turuga/cases/operation/pdf/case03-1-05.pdf

炉内中継装置で事故る直前に、燃料交換装置の取り外しを行なったらしいけど、
もし燃料交換装置を落としてたら、もっとひどいことになってたんじゃないだろうか。
パンタグラフ機構なんかもあって作りが繊細っぽいから破損して部品ばらまいた可能性もあるし、
最悪の場合、炉心の燃料棒をバッキバキにしてた可能性もあるのでは・・・。
炉内中継装置もたまたま2.3mの高さで落っことしたからまだよかったものの、
高さは12mあるからそれくらいの高さから落ちてたら多分すごいことになってたよね・・・。

どう考えても致命的な事故なのに運転再開目指すとかアホすぎる。